【木村和久連載】関係者の努力に感服。女子プロツアーがついに再開! (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 ゴルフ場は「屋外だから安全」と言う人もいると思いますが、人気選手にギャラリーが集中すると、そこは"密"になる可能性が高いです。選手への影響も考えられます。

 第一、ギャラリーの移動はシャトルバスになるので、それが非常にマズいわけです。移動手段において、何かうまい解決法がない限り、たくさんのギャラリーを入れて試合を行なうことは、難しいでしょう。まずは、少人数で試すことから始めるしかないでしょうね。

1試合とはいえ、待ちに待ったプロツアーのトーナメントが開催されるのはうれしい限りです1試合とはいえ、待ちに待ったプロツアーのトーナメントが開催されるのはうれしい限りです 一方、選手の健康管理も大変です。2週間前からの行動を詳細に把握するため、選手にはその報告が義務付けられるとのこと。濃厚接触者を絶対に出さない、というわけです。当然、日々の体温測定、移動や食事制限など、厳重なチェック体制で行なうようです。

 面白いのは、今回は宅配便も極力使用しないよう通達されたとか。キャディーバッグの運搬などにおいても、感染拡大の影響があってはいけないと、そのための処置だそうです。

 ともかく、無事にトーナメントが開催されて、大会自体が成功して終わることを祈りたいと思います。そして、そこから弾みをつけて、どんどんトーナメントが開催されていってほしいです。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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