【木村和久連載】今後のゴルフ場のあり方。多様な使い道を考えてみた (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(4)フリーマーケット
 これは、最近やろうとしたコースがあったそうです。結局、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまったのですが、結構大きなイベントを試みようとしていたみたいですね。

 地方のコースなどでは、日頃から近くの農家の人が朝に採れた野菜や果物などを持って来て売っています。土日だと、ゴルファーだけでも200人ぐらいきますし、イベントとなったら、確かに1000人くらいのお客さんが集まりそうです。

 そうなると、今の時期はさすがに厳しいかもしれませんが、状況がよくなったら、大きな規模で実現してほしいところです。青空の下、野菜などの生鮮食料品、地元の特産品、ゴルフ関連商品、余ったクラブなどを持ち寄ってやれば、楽しいイベントになると思うんですよね。

(5)結婚式、パーティー会場に
 ゴルフ場で結婚式を行なうことも、バブルの頃に流行りました。夫婦そろってゴルフ好きなら、今でも十分にあり得ます。

 私も一度、ゴルフ場で挙げた結婚式に呼ばれたことがあります。その時は、みんなでラウンドして、夕方から披露パーティーをする形でした。巨大なコンペで、表彰式が披露宴といった扱いになっていましたね。

 呼ばれるほうとしては、ゴルフのプレー代+ご祝儀を出さなければならないと、ちょっとビビりましたが、そこは主催者が気を配って、ご祝儀のいらないパーティー形式にしてくれました。コンペと披露宴を1日で済ませたと思えば、とても合理的だったと言えるかもしれません。

 パーティーは、レストランを貸切りにして行なわれましたが、コース周りでガーデンパーティーなんていうのもいいかもしれませんね。

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