女子ツアーを盛り上げた実力派5人が語る2019年の反省と新たな決意 (2ページ目)

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images


脇元 華(22歳)
わきもと・はな/1997年10月4日生まれ。宮崎県出身。
2019年シーズン賞金ランキング47位(獲得賞金:2570万3928円)。
出場34試合。優勝0回。トップ10入り2回。

 今季の最低限の目標は、シード権の獲得だったので、それはなんとかクリアできました。あと、地元・宮崎で開催する最終戦(※ツアー優勝者、賞金ランキング30位以内の選手などが出場できるLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ)に出場するということを意識してやっていたので、そこはもう少しがんばって成績を出すことができたらよかったな、という思いはあります。

 一年を通してみると、前半戦は5月までは予選をすべて通過していたんですけれど、後半戦になると疲れが徐々に溜まってきて、気持ち的にもモチベーションが維持できなくなってきて、予選落ちが多くなってしまいました。今年はツアーを通して出られる初年度だったこともあって、休みは1試合だけだったので、その辺が影響しているとは思っています。

 ただ、この一年で、コースの状況もわかったので、来季は年間と1週間のスケジュールをうまく組んで、一年間、コンディションとモチベーションを維持して戦えるようにしたいと思います。

 今季は、地元開催のアクサレディス in MIYAZAKIで、多くのギャラリーについていただいて、上位(4位タイ)で戦うことができました。それが、一番印象に残っていますね。一方で、悔しかったのは、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯。初日に今年のワーストスコアとなる「80」を叩いてしまって、予選落ちしたことです。何をしてもうまくいかない日というのは確かにあるんですけど、でもそれをメジャー大会で出してしまったことは反省ですね。

 来季の目標は、まずはツアー初優勝。そのためには、このオフにしっかりと課題克服に取り組んでいきたい。今年一年間やってみて、今の自分に足りないことが明確になったので。オフは、3週間くらいタイで合宿をしようと思っています。

2 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る