2019.07.08

女子プロ「実力者」10名の悲喜こもごも。
ツアー後半戦の主役は誰?

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Masuda Yuichi,Getty Images

上田桃子(33歳)
うえだ・ももこ/1986年6月15日生まれ。熊本県出身。
今季出場13試合。賞金ランキング5位(5280万5499円)。
トップ10入り5回。優勝2回。ツアー通算15勝(※海外対象試合も含む)。
※7月7日現在。以下同

“心・技・体”で言えば、「心」の部分ではまだまだ上に行ける余地があると考えて、今年はオフからそこに取り組んできました。きっかけは、昨年のTOTOジャパンクラシックで2位タイに入った時、世界のトップ選手と戦うなかで、自分の中にワクワク感とか、闘争心みたいなものが湧いてきたことで、なんというか”気持ちの切り替え”みたいなことができた感じがあったんです。

 これまで、「笑顔でプレーしたほうがいい」とか、100万回というほど聞いてきましたけど、自分は勝負の世界に笑いはいらないと思ってやってきたし、メンタルをフラットにしようと思ったら、逆にゴルフが面白くなくなってきたりしました。それは、今までの自分が”我慢をする”ということをネガティブにとらえていたからです。

 でもそれが、つまり”我慢をする”ということが、ネガティブなことだけじゃないというふうに思えてきて、じゃあ、そこにチャレンジすることも面白いかな、と思ったのが今シーズンなんです。

(前半戦の成績に関して)私は数字的な部分にはあまりこだわりがないんですよ。たとえば、平均パット数がよくても、”ここ”という大事な時にミスパットをしたら、そのスタッツって単なる数字でしかないわけであって、逆に”ここ”という時に決められることのほうが大きいと思うんです。

 それでも、平均ストロークで1年間を通していい数字を出している人は、力のある人だと思っています。そういう意味では、後半戦も平均ストローク「60台」を目指していきたい。ただ、自分としては、”心・技・体”という部分を、より充実させていきたいと思っています。