【木村和久連載】スコアなんて気にしない「ファンゴルフ」のススメ (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 でも、80台を出したときは、必ずスコアをつけています。叩くとスコアをつけなくなるのは、現実から逃げたいからですかね。こういうとき、ほんとアマチュアでよかったと思います。だって、所詮ゴルフは遊びなのですから。

(2)他人に甘い
 そもそもゴルフのスコアって、110ぐらいで回れるようになってから数えるものじゃないですか。

 120台だと、ハーフ60でしょ。そのレベルだと、空振りは「見てないから」と言ってあげるし、「オーケー」の距離も超甘いし、1ペナになったときの処置も「もっと平らなところにボールを出していいよ」って言うじゃないですか。

 それを、甘やかしているとか、得意の暴言「それはゴルフじゃない」と言っても始まらないでしょ。

 ゴルフ人口が減っているのは、叩いて挫折する人が多いからです。叩いているときに厳しくすると、いじけてしまいますし、その人の「人生最後のゴルフ」になりかねません。

 ゴルフは「他人に甘く」の精神でいきましょう。

(3)女性にも甘く
「ファンゴルフ」で欠かせないのは、女性の存在です。

 コンペなどで参加者が30人ほどいたときに、3人は女性だった、ということがありますよね。こういう場合は、女性部門の1位から3位も決めるのです。つまり、女性は3人だから、全員入賞となります。

 ドラコンにしても、レディースティーから挑戦させましょう。そうすれば、かなり高い確率で女性が持っていくことでしょう。

 それぐらいのサービスをしないと、次から女性は来てくれません。

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