2018.07.26

【木村和久連載】スコアなんて気にしない
「ファンゴルフ」のススメ

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第165回

 最近のプロゴルフ界はルールやマナーを厳しく指摘され、「ゴルフは紳士のスポーツ」という、原点回帰となっているようです。

 でも、レジャー的な要素の強いアマチュアゴルフは大丈夫です。こっちはこっちで、楽しくやれればいいのです。

 私が危惧するまでもなく、現在は多くのアマチュアゴルファーがエンジョイ派になりつつあります。ここでは「ファンゴルフ」といいますが、そういう方々は、アスリート志向の人々とは対極のポジションにいます。

 そもそも日本の、ゴルフの”競技人口”はどれぐらいなのでしょうか。単純計算でいくと、約2500あるコースに100人くらいのアクティブメンバーがいれば、25万人ほどが競技人口となります。ゴルフ人口が500~700万人として、競技人口は5%にも満たないのです。

 というわけで、競技志向の減少と、「ファンゴルフ」の隆盛について、いろいろと述べていきたいと思います。

 まずは、憧れの”倶楽部ライフ”衰退のお話です。

 高いお金を払ってゴルフ会員権を購入し、メンバーとなった紳士淑女が倶楽部に集う構図が、昨今は崩れつつあります。

 SNSが普及し、ネット上のコミュニティが盛んな現在、ネットでゴルフ愛好者を募り、その仲間たちとゴルフをしにいけばいいので、メンバーになる必要性がないのです。

 向上心のある方も、ネットの競技志向のサークルに入り、「今度、一緒に練習ラウンドにいきませんか?」とか、「どこそこでダブルスの試合がありますが、どうします?」といった具合で、さまざまなコースでのプレーを堪能。競技をやるからといって、どこぞのメンバーにならなければいけない――その必然性はなくなっているわけですね。