2018.07.02

青木功の「奇跡」に始まった日本勢の
米ツアー制覇。わずか5人の軌跡

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 ツアー参戦2年目の2001年7月、ミルウォーキー・オープンで最終日にトップと1打差の2位でスタートした丸山は、8番パー4でイーグルを奪うなど「66」の好スコアをマーク。チャールズ・ハウエル(アメリカ)とのプレーオフに勝って、悲願の米ツアー初優勝をアメリカ本土で決めた。

 このあと、丸山は2002年にバイロン・ネルソンクラシック、2003年にクライスラー・クラシックを制覇。3年連続でツアー勝利を挙げて、アメリカに拠点を置いて戦う日本勢のパイオニアとなった。

 この丸山の活躍に刺激を受けて、日本勢が次々に米ツアー参戦を目指したのもこの頃だった。田中秀道、横尾要、細川和彦、宮瀬博文、久保谷健一らが果敢に挑んだが、いずれも勝利を得るまでには至らなかった。

 そうした状況にあって、2008年に1勝を手に入れたのが、日本勢としては異色の存在だった今田竜二である。

 今田が他の日本勢と違ったのは、14歳で渡米したこと。フロリダ州のゴルフアカデミーを経て、ジョージア大にも進学している。同大学時代には、NCAAでチームの勝利に大きく貢献した。

 その後、プロに転向してからも、アメリカの下部ツアーで着実に力をつけていった。そして、2005年からPGAツアーへの昇格を果たすと、4年目にAT&Tクラシックで念願のPGAツアー初優勝。日本勢3人目の快挙を達成した。