優勝1オーバー。全米オープン「厳しすぎるセッティング」は是か非か (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 優勝スコアがロースコアになるのは、あくまでも天候に大きく左右されるもの。もともと難コースで行なわれる全米オープンにあって、"人工的"に極端に厳しくしたり、易しくしたりする必要はないのかもしれない。

 飛距離、ショットの正確性、そしてアプローチやパットの技術、さらには全米オープンというビッグタイトルがかかった重圧のなかでの精神力が試される大会――それは、やはり「最も厳しいテスト」であることに間違いない。

 来年の舞台は、カリフォルニア州のペブルビーチゴルフリンクス。前回行なわれた2000年大会では、タイガー・ウッズ(アメリカ)が2位に15打差をつけての通算12アンダーで圧勝した。当時のウッズにしてみれば、どんなに厳しいセッティングも何ら関係なかったのかもしれない。

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