【木村和久連載】冬場にゴルフができる、日本列島の北限はどこか? (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 地球温暖化により、現在の東京の年間平均気温は、20年前の宮崎県と同じくらいと言われています。それは、ちょっと大げさな気もしますが、年々暖かくなっているのは確かです。

 ただ、温暖化は激しくブレながら気温変動するわけで、今年なんか夏も大して暑くなかったし、11月に寒波が来たりして、ちょっと先が思いやられます。

 春先に、"三寒四温"という小刻みな温度差が現れる時期があります。年単位でも、それはあると思いますよ。つまり、7年のうち3年は寒い、ということです。

 今年はずばり、気温は平年並みか、やや寒いくらいでしょうか。寒さの当たり年ならば、今年のゴルフの北限は、宮城県ぐらいにとどめておきますか。

 今後、10年で1度ぐらいずつ気温が上昇していけば、映画『ブレードランナー2049』が描く時代には、北海道の函館あたりでも通年でゴルフができるようになるのでしょう。

 でもね、その頃はアンドロイドが愛人になっていますからね。はたしてアマチュアが本物のゴルフをやるのかなぁ~。本物以上に楽しい、高性能のシミュレーションマシンが完成しているような気がしますね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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