【木村和久連載】ゴルフの「プレー以外で遭遇する」トラブルあるある (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 仕方がないので、スマホで検索してドライバーさんに直接電話を入れると、「(その荷物は)私じゃないです。他のドライバーが運んでいます」というじゃないですか。スマホの画面には、現在配達中のドライバーの番号はこれですって、案内されているにもかかわらず、ですよ。

 腑に落ちないながらも、配送センターに連絡するや、しばらくしてさっきのドライバーから折り返しの連絡がきて「すみません......(荷物を)積み忘れていました」って、なんだんねん! 結局、14時になってキャディーバッグを配達してもらいましたけど、どうにも納得いきませんでしたね。

 宅配便関連は、遅延はもちろんのこと、ゴルフクラブが折れていたなど、トラブルが多いです。そういうときの補償も、中古価格で査定したクラブの代金が支払われるだけ。新品のクラブが戻ってくることは、まずありません。

 キャディーバッグと言えば、ゴルフ場でキャディーバッグを運んでいる運搬カートに友人が轢(ひ)かれた事件がありました。

 そのゴルフ場では、クラブハウス周りを亀より遅いぐらいの運搬カートがBGM『エリーゼのために』を響かせながら動いていました。友人は、ちょうどその通り道にいたんでしょうね。立ち話に夢中になっていたところを、ガンッとぶつけられたそうです。

 あんな遅いカートを避けられないって、どんな運動神経をしているのやら? そう言って笑ったら、その友人は「すごく痛かった」と怒っていました。

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