松山、スピース...世界の強豪が集う、PGAツアーの日本開催はあるか (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 前週、カナダのアルバータ州カルガリーでの大会を終えたチャンピオンズの面々は、JALのチャーター機で来日。機内で早くも"おもてなしニッポン"を味わって、ご満悦だという。来日後も、美しい"TOKYO"の街並みに触れたり、大会のパーティーで披露された太鼓の演奏に魅了されたりして、大いにエンジョイしているようだ。

 ちなみに、デーリーはシーフード嫌いでお寿司が苦手。日本にいてもメキシカンフードを食しているが、ワトソンらとともに首相官邸を訪れた際には、安倍晋三首相に自身も愛用しているジャケットをプレゼントし、親日家をアピールする(?)一幕もあった。

 シニアといえども、世界のトッププロたちを間近で見られるのはPGAツアーならでは。こうなると、PGAツアーの「レギュラーツアーの日本開催を実現してほしい」と願う日本のゴルフファンも多いのではないだろうか。

 はたして、レギュラーツアーの日本開催は実現するのか?

 私の予想は、イエス。近い将来、実現する方向でPGAツアーは動いていると思われる。そういう意味では、今回のチャンピオンズの開催はレギュラーツアー開催への大きな試金石となる。

 また、「イエス」と思うのは、韓国での好例があるからだ。実際に来季のPGAツアー(2017-2018シーズン)開幕3戦目、CJカップ(10月19日~22日)が済州島のナインブリッジで開催される。韓国でのレギュラーツアー公式戦の開催は、これが初となる。

 これは、韓国ゴルフ界にとっての悲願だった。現にここに至るまで、長い道のりを歩んできた。

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