松山、スピース...世界の強豪が集う、PGAツアーの日本開催はあるか (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 韓国でPGAツアーが初めて開催されたのは、今回の日本と同じくシニアツアーだった。2010年、2011年と2度にわたって、チャンピオンズツアーのSongdo選手権をジャック・ニクラウスGCで開催した。

 さらに2015年には、同じ会場で米国選抜と世界選抜が戦うプレジデンツカップも開催。そのときの観客数は18万人を超え、プレジデンツカップ史上最高の集客数を記録した。

 こうした実績を経てついに来季、PGAツアーのレギュラーツアー公式戦が開催されることになったのだ。PGAツアーの新コミッショナー、ジェイ・モナハン氏が語る。

「2016-2017年シーズンには、PGAツアーとウェブ・ドット・コムツアーを合わせると、韓国から参戦している選手が20人以上に達した。これは、オーストラリアの15人を上回る人数。ゴルフの発展を考えると、(韓国をはじめ)アジアでのツアー拡大は不可欠だ」

 アジアで開催されているPGAツアーは他に、2009年に欧州ツアーから世界選手権シリーズ(WGC)の一大会となった中国開催のWGC HSBCチャンピオンズと、マレーシアで行なわれているアジアツアーとの共催の、CIMBクラシックがある。CIMBクラシックは2010年にスタートし、2013年からPGAツアーの公式戦となった。現在はフェデックスカップのポイントレースに組み込まれ、勝者はマスターズへの招待も受けるようになっている。

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