「今年は誰の年か」。候補はジョンソン、
トーマス、スピース、松山... (2ページ目)
その賛否はともかく、昨年の10月に開幕した2016-2017シーズンはここまで16試合が行なわれて、ジャスティン・トーマス(23歳/アメリカ)が3勝、松山英樹(25歳)とジョンソンがそれぞれ2勝と、複数勝利を挙げた選手は早くも3人となり、現状では彼らが今年の王者候補として先陣を切った。
「でもまだ、シーズンはようやく序盤戦が終わったにすぎない。メジャーに向けて(世界ランクの)上位選手が調子を上げてきたら、どうなるかわからない。本当の戦いはこれからだ」
ジョンソンの言うとおりだろう。今年は誰の年になるのか、まさにこれから始まるメジャー次第だ。
実際、メジャー初戦のマスターズ(4月6日~9日/ジョージア州)を4週後に控えて、このジョンソンをはじめ、トップクラスの選手が順調に調子を上げてきた。メジャーの頂点を狙う顔ぶれがいよいよ存在感を示し始めて、今年は本当に面白い戦いが繰り広げられそうだ。
まずは、今季3勝のトーマス。昨年10月のCIMBクラシックで大会連覇を果たしてからは、年明けにもSBSトーナメント・オブ・チャンピオンズ、ソニー・オープンと2週連続優勝を遂げて絶好調だったが、その後は2月のウェイスト・マネジメント・フェニックスオープン、ホンダ・クラシックで予選落ち。ここに来て、当初の勢いにかげりが見え始めていた。
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