リッキー・ファウラーも参戦。
白熱する米ツアー「ヤングガン」バトル

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 実はこのとき、最愛の祖父がコースに観戦に来ていた。それもあって、ファウラーは「グランパの前でどうしても勝ちたかった......」と、会見で涙を見せた。

 ファウラーはその直後、優勝会見に臨む松山とすれ違った際には、「ヒデキ、またやろうな!」と声をかけて明るい笑顔を見せた。だが、この敗戦が"トラウマ"になったのか、以降、パッタリと勝ち星から遠ざかってしまう。

 そして今年も、同大会でファウラーは上位争いに加わった。最終日にはスコアを伸ばして、優勝争いにも絡んできたが、結果は松山の大会連覇で幕を閉じた。

 このときも、祖父が観戦に訪れていた。それだけに、ファウラーには悔しい思いばかりが募った。

 祖父の名前は、たなか・ゆたか。ファウラー自身、"ゆたか"というミドルネームを持ち、左腕には"田中豊"と漢字でタトゥーまで入れている。それほど、ファウラーの祖父を敬愛する思いは強い。

 それは、祖父のゆたかさんも同様だ。だからこそ、今回のファウラーの優勝には、この"グランパ"が誰よりも喜んで、誇りに思っていることだろう。フェニックスオープンで再び敗れたあと、ファウラーにとって最初の出場試合だっただけに、なおさらである。

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る