「記憶にないほどいい内容」。石川遼がつかんだ米ツアーで戦うショット (2ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko
  • text by Sportiva

 ノースコースの2日目は、8バーディー、4ボギーと出入りの激しいゴルフとなったが、4つスコアを伸ばして、35位タイまで急浮上。予選通過を果たした。

「1日通してアイアンがよかったのが、今日のキー。今年のラウンドの中ではアイアンが一番よくて、アイアンがいいと風も苦に感じなかった。珍しくショットもピンについていた。ほんと、自分でも『珍しいなぁ』と思いながらプレーしていた。パットも、まだ100%の自信は持ててはいないけど、昨日からは修正できたと思います」

 決勝ラウンドに入っても、ショットはキレていた。だが、3日目は再びパットに苦しみ、何度もあったチャンスを生かせなかった。結果、「72」とスコアを伸ばすことができず、順位は42位タイに後退した。

「ドライバーとアイアンは、3日間通していい感じ。このショットだったら、本当は5アンダーぐらいで回らないといけないかな、と思う。結局、パッティングが......。自信を持ってラインを読めていない。構えてもラインが見えてこない。どこを通したらいいのか、わからない感じになる。いいときは、どんな芝でもココだなって(ラインが)わかるのに......、今週は1mちょっと(のパット)も入らない。自分が思った感じ、イメージと、結果がまったく合ってない。打った感覚と結果がズレすぎている。ほんと、50cmぐらいじゃないと真っ直ぐ打てない」

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