【木村和久連載】トランプさんよりも
ゴルフが上手い大統領は誰か? (4ページ目)
それから時を経て2013年2月、安倍首相がオバマ大統領と会談した際、岸&アイゼンハワーのゴルフ話を持ち出します。そこで、同席していたバイデン副大統領が「ふたりのスコアは?」と聞くや、安倍首相は「国家機密です」と冗談を言って、その場を沸かせました。
その"国家機密"ですが、ここでバラしてしまうと、アイゼンハワー大統領が「74」で、岸首相が「99」だったそうです。これは、安倍首相とトランプ大統領の実力差のようにも感じられます......。日米首脳の"ゴルフ格差"は、50年以上経っても変わっていないんですね。安倍首相、もっと練習しないといけません!(って、大きなお世話か......)
アメリカ大統領に就任したトランプ氏。ゴルフの実力では歴代大統領の中でもトップクラスですが...... さてさて、トランプとアイゼンハワーが一緒にゴルフをしたら、どっちが強いのか?
50年以上も時が離れていますから、ギアやボールの進化、スイングの技術の進歩などを考慮すれば、アイゼンハワーのほうが強いんじゃないでしょうか。実力的にほぼ互角と見て、一発勝負となれば、トランプが勝つ可能性はありますが、100ラウンドの平均を出すなら、やはりアイゼンハワーのほうが有利でしょう。
トランプ大統領は、叩き出したらキレそうで、ムラがあるイメージがします。大統領として仕事をしているときは、くれぐれもキレて変なボタンを押さないよう、お願いしたいものですね。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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