2016.09.08

【木村和久連載】英国人は批判的でも
「乗用カートよ、永遠なれ!」

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第70回

 英国紳士から言わせてみれば、現代のゴルフをダメにしたのは、「アメリカの乗用カートと日本のおばちゃんキャディー」なんだそうです。さすが、ジェントルマンの国の意見。実に手厳しい……。

 日本は、おばちゃんキャディーと乗用カートの両方を愛用しており、一番堕落しているのかもしれません。そこで今回は、そんな乗用カートにまつわるお話をしましょう。

 まずはカートのよもやま話から。

 乗用カートって、すべて左ハンドルなの知っていました? 生まれがアメリカゆえ、その名残として、左ハンドルなのだそうです。

 実用面でも、車体が小さいので、右ハンドルにした場合、アクセルの置き場所に困ってしまうとか。足もとのペダル系を車内に収めるには、左ハンドルにしたほうが、都合がいいそうです。別に気取って左ハンドルにしているわけではなかったのですね。

 乗用カートの2大メーカーは、ヤマハと日立です。見た目の違いは、ヤマハ製はフロントガラスがやや斜めで、お洒落に見えます。日立製は、垂直なフロントガラスで全体が四角い箱みたいな形をしています。まさに質実剛健。頑丈さでは、日立かな。

 さて、この乗用カート、個人的には偉大な発明だと思っています。日本のゴルフ業界をどう変えたのか。最初にその恩恵、プラス面を見てみましょう。