2016.04.06

マスターズ新時代へ。日本人初優勝の可能性も限りなく大きい

  • 三田村昌鳳●文 text by Mitamura Shoho
  • photo by Getty Images

 今年で80回目を迎える4大メジャーのひとつ、マスターズ(4月7日~10日/ジョージア州)が始まる。すでに選手たちは練習ラウンドを重ねて入念な準備をしている。

今年も月曜日の練習日から多くの観衆が詰め掛けているマスターズ“マスターズ・ウイーク”と呼ばれるこの1週間。通常のゴルフトーナメントならば、試合が始まる木曜日から日曜日までの戦いぶりが話題になるけれども、マスターズだけは月曜日の練習日から大勢のギャラリーが観戦に訪れて、世界的に注目を集める。

 いつのことだったか忘れたが、かつてマスターズの公式練習日が始まる前日から大雨が降ったことがあった。結局、その雨は月曜日未明までやまず、その日一日はクローズとなった。ギャラリーの入場はもちろん、選手にも練習ラウンドをさせないという処置をとったのだ。

 そのとき、地元新聞『オーガスタ・クロニクル』に「この公式練習日、月曜日を一日クローズして、マスターズはいくら利益を失ったのか?」という記事が掲載された。

 主にコース内にある売店での売り上げ。つまり、そこで売られている清涼飲料水、ビール、あるいはサンドイッチやホットドッグなどの飲食物、さらにはマスターズのマークがついたお土産物など、それらの売り上げを推定してのことだ。

 その新聞では、信じられないことに「5億円の損失」だと伝えていた。