【木村和久連載】アマチュアゴルファーの「プレッシャー克服法」
専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第49回
ゴルフって、さっきまで絶好調だったのに、突如"リーマンショック"のように崩れることがあります。
例えば、連続パーで迎えた谷越えのショートホール。1オンを狙おうと、意気込んで構えました。すると突然、風なんて吹いていないのに、なぜかガラガラと音がする。ふと、後ろを振り向くと、後続組がカートに乗ってやってきたところでした。
しかも、そこには若い女性がいて、じっとこちらを見ている気がする。瞬間、脳裏に「いいかっこしなきゃ」という気持ちがよぎります。
そこで、無意識にグリップを強めに握ってしまった――としたら、テークバックを始めたときには、時すでに遅し、です。「スイングが速い」と心の中で絶叫しつつも、ボールは奈落の底へ......。
こういうときに限って、同伴メンバーは誰も突っ込んでくれない。「やっちまった工業団地だなぁ~(※千葉県の『八街工業団地』をもじったダジャレ)」とでも言ってくれりゃ、笑ってごまかすのに......。だんまりほどつらいものはないっす......。
このように、我々アマチュアゴルファーは、メンタルがとても弱いです。ギャラリーが4、5人増えただけで、心臓バクバクですから。
アマチュアゴルフの世界では、「メンタルが5割」とも言われています。技術を磨くより、精神的な部分を鍛えることを強く推奨します。
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