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ルイス・エンリケはいかにメッシやデンベレの心を掴んだのか 「反骨」の指揮官、欧州王者への道 (4ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Yoshiyuki Komiya

 賢人の言葉は真理だろう。

 ただ、ルイス・エンリケはバルサを率いた時代からサッカーを"最適化"している。だからこそPSGでは欧州連覇という偉業も成し遂げることができた。2026年のバロンドールではデンベレを筆頭にフビチャ・クヴァラツヘリア、ファビアン・ルイス、ジョアン・ネベス、ヴィティーニャ、ヌーノ・メンデス、ウィリアン・パチョ、マルキーニョス、アシュラフ・ハキミといった昨季の主力9人がノミネートされた。その陣容は世界選抜に等しい。特定の選手ではなく、全員をスターにしたのだ。

 ルイス・エンリケの人生をかけたマネジメントは筋金入りである。

ルイス・エンリケ・マルティネス
1970年、スペイン・ヒホン生まれ。1989年、スポルティング・ヒホンでプロデビュー。1991年からレアル・マドリード、1996年からバルセロナでプレー。スペイン代表として3回のワールドカップ(1994年、98年、2002年)に出場した。2008年にバルセロナの下部組織で指導者の道に。ローマ、セルタ、バルセロナ、スペイン代表の監督を経て、2023年、パリ・サンジェルマンの監督に就任。

著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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