ネイマールのドリブルテクニックは「遊びの天才」ロナウジーニョも上回る 松井大輔は「絶滅危惧種」と認定 (3ページ目)
【フットサルの足技に上達のヒント】
チーム戦術がブラッシュアップされ、複雑化する現代サッカーにおいて、ネイマールのような生粋のテクニシャンを見る機会はほとんどなくなった。「ネイマールは絶滅危惧種」と松井氏が言う理由はそこにあるのだろう。
とはいえ、ファンを楽しませることも、プロの世界では欠かせない要素であることに変わりはないはず。見る側からすれば、高度な戦術を楽しむのも悪くはないが、想像もできないようなテクニックを見せてくれる選手に魅力を感じるのも事実だ。
では、ネイマールのような生粋のドリブラーになるためには、どのようなトレーニングをするのが近道なのか。松井氏がヒントを教えてくれた。
「個人的には、小学生年代はフットサルをプレーして、ドリブルなどの足技を磨くことを推奨したいですね。
ブラジルでは、ネイマールのように小さい頃にフットサルをプレーしていた選手が多く、狭いスペースのなかでどのようにすればドリブルで局面を打開できるかを経験し、そのためのテクニックを自然と身につけることができます。
たとえば、フットサルではボールを足裏で扱うプレーが当たり前ですが、サッカーでは指導者から『足裏を使うな』と言われることがあります。でも、足裏でボールを止めるとボールが完全に止まるので、相手の守備の動きも止めることができます。そのほかにも、カットインのドリブルなどはフットサルで磨くことができますし、小さい頃にそのテクニックを習得することが、いずれサッカーでも役立つことは間違いありません。
その意味でも、小学生年代は週2日程度、フットサルをやってほしいですね」
ブラジルサッカー史のなかでも屈指のドリブルテクニックを持つネイマール。復帰後、無事にコンディションが戻ってくれば、6月のワールドカップの大舞台では類(たぐい)まれなドリブルテクニックで世界中のサッカーファンを魅了してくれるに違いない。
(第10回/最終回「久保建英」につづく)
【profile】
松井大輔(まつい・だいすけ)
1981年5月11日生まれ、京都府京都市出身。2000年に鹿児島実業高から京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)に加入。その後、ル・マン→サンテティエンヌ→グルノーブル→トム・トムスク→グルノーブル→ディジョン→スラヴィア・ソフィア→レヒア・グダニスク→ジュビロ磐田→オドラ・オポーレ→横浜FC→サイゴンFC→Y.S.C.C.横浜でプレーし、2024年2月に現役引退を発表。現在はFリーグ理事長、浦和レッズアカデミーロールモデルコーチ、U-18日本代表ロールモデルコーチ、京都橘大学客員教授を務めている。日本代表31試合1得点。2004年アテネ五輪、2010年南アフリカW杯出場。ポジション=MF。身長175cm、体重66kg。
【図】FIFAワールドカップ2026出場国 フォーメーション&メンバー
3 / 3


















