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久保建英にダビド・シルバは何を語ったのか 古巣マジョルカとの対戦で蘇る「運命の出会い」 (2ページ目)

  • 中島大介●取材・文・撮影 photo&text by Nakashima Daisuke

【久保にとってターニングポイントとなった瞬間】

 翌2022-23シーズン、レアル・ソシエダへ完全移籍した久保は、シルバとの間で阿吽の呼吸と呼べる抜群のコンビネーションを見せた。

 シルバがケガで引退を発表した際には「あなたのそばで多くのことを学び、サッカー選手として成長することができました。魔法使いがいなくなるのは寂しいよ!」と、コメントしている。それだけでも、久保にとってシルバが師匠のような存在だったこと、シルバとのプレーが自身のステップアップに大切だったことを物語っているだろう。

 2022年3月2日の試合後、ふたりがどんな会話をかわしたのかは明らかにされていないが、久保のキャリアにおいて大事なターニングポイントだったに違いない。

試合後、マジョルカの久保建英に近づいていったレアル・ソシエダのダビド・シルバ試合後、マジョルカの久保建英に近づいていったレアル・ソシエダのダビド・シルバ 9月24日(現地時間)、青と白の14番をまとい、レアル・ソシエダのイレブンとしてマジョルカ戦に臨む久保は左足首にケガの影響も懸念されている。中3日で第7節のバルサ戦も控えており、久保の起用法も注目となる。

著者プロフィール

  • 中島大介

    中島大介 (なかしま・だいすけ)

    1979年生まれ。2006年よりバルセロナ在住。サッカーを中心にヨーロッパ各地で様々なスポーツの撮影、スポーツ選手インタビュー、ポートレートの撮影など。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員。バルセロナでカフェも経営。

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