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フィーゴ、ジダン、ロナウドに喝を入れ、会長にも物申す フェルナンド・イエロは正真正銘の「キャプテン」だった (4ページ目)

  • 粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki

【引退後のインパクトは弱い】

 2007年、スペインサッカー協会のディレクターに就任したイエロは、2008年のユーロ、2010年の南アフリカワールドカップの優勝に尽力。2018年のロシアワールドカップでは二重契約で解任されたフレン・ロペテギのあとを受け、開幕2日前にスペイン代表の監督を引き受けている。計り知れない貢献度だ。

 銀河系軍団では事実上の総帥であり、スペイン代表でも必要不可欠の存在だった。その割に、クラブレベルではマラガの監督やレ・マドリードの副官など、現役引退後のキャリアはインパクトが弱い。

 しかし2024年6月4日、イエロはアル・ナスル(サウジアラビア)のスポーツディレクターに就任した。クリスティアーノ・ロナウド、サディオ・マネに続く大物を、今夏の移籍市場で獲得するのだろうか。レアル・マドリードから引き抜くのなら、シャビ・アロンソ新監督の構想から外れる公算大のヴィニシウス・ジュニオールか、あるいはロドリゴか。

 近年、アル・ナスルの動きはヨーロッパ各クラブの補強プランに少なからぬ影響を及ぼしている。イエロは何かを狙っている──。

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著者プロフィール

  • 粕谷秀樹

    粕谷秀樹 (かすや・ひでき)

    1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン社)など多数。

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