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2026年のワールドカップ観戦への心得 最大の問題とされる酷暑よりも大変なことがある (3ページ目)

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki

 また、これが最大の懸念点なのだが、コロナ以後、アメリカの物価高騰はすさまじく、飛行機やホテルの費用がかなり高い。今大会では、海外からやってくるサポーターの数がそれほど多くはないにもかかわらず、である。

 ワールドカップともなると、試合の有無に関係なく、街中で各国のユニフォーム姿のファンを当たり前に見かけるが、今大会ではそれがない。中南米勢のそれをときどき見かける程度だ。

 つまり、今大会目当てに渡米した観戦客は少なく、まだまだ飛行機やホテルの争奪戦は穏やかなはずなのに、それでも十分に高い。世界各国からファンやサポーターが大挙してやってくる来年はどんなことになるのか、不安は募る。

 一歩スタジアムに入れば、すばらしい観戦環境が待っていることがわかってはいるのだが、そこにたどり着くまでが、気候や移動時間、時差も含めてひと苦労。来年のワールドカップは、そんな大会になりそうである。

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