久保建英、現地メディア絶賛の決勝ゴールで「道を広げる」 急浮上、アーセナル移籍はあり? (3ページ目)
なかでも主力選手のケガの穴埋めで入るような移籍は難しく、いきなりサカ以上のプレーができるはずはない。にもかかわらず、少し失敗が続くだけで、「期待外れ」と烙印を押される。また、好条件のオファーに飛びつくような選手の姿勢はファンから不興を買い、愛されている選手ほど憎まれる。こうした悪感情は後々、選手を鎖で縛ることにもなりかねない。
シーズンが終わった時に、久保は去就の決断を下すべきだろう。
1月16日、ラ・レアルはスペイン国王杯ラウンド16で、ラージョ・バジェカーノと対戦する。日程的には厳しい。その後、ラ・リーガでバレンシア戦、ELでラツィオと連戦になる。
久保にとって、今後を占う試合となる。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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