久保建英、ゴールもアシストもなくても現地紙から最高評価 リスペクトの領域に突入 (3ページ目)
『アス』紙は決して手放しの称賛を送っているわけではない。しかしながら、評価自体は最高点だった。
昇格組のレガネス戦での勝利は、シーズンのなかでは取り立てて騒ぐようなものではない。しかし、ひとりの日本人選手がリスペクトされる領域までたどり着いた。それが明らかになった分岐点と言えるかもしれない。
12月12日、ヨーロッパリーグ。現在16位のラ・レアルは、最下位のディナモ・キーウ(キエフ)と戦う。ラウンド16(1~8位がストレートにラウンド16へ、9位~24位はノックアウトアウトフェーズへ)に進むため、"負けられない"戦いだ。
著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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