プレミアリーグへの階段となるか イングランド2部に日本人選手が8人と急増した理由 (3ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi

 多数を占めるイングランド人監督も、最先端のサッカーを標榜するモダンなタイプの指導者が多く、各クラブの所属選手も、英国やアイルランド以外の外国籍選手が増加中だ。プレミアリーグには及ばないにしても、総合的にチャンピオンシップのサッカーそのものが大きく変化を遂げている。

 当然ながら、いかにフィットできるかは各選手の能力次第になるが、今夏の移籍マーケットでもプレミアリーグに最も多くの選手を送り込んだチャンピオンシップは、日本人選手にとってステップアップの道が大きく広がっている注目のリーグになりつつあると見ていいだろう。

 はたして、今シーズンのチャンピオンシップでプレーする日本人選手のなかで、来夏にプレミアリーグにキャリアアップする選手は現われるのか。あるいは、今夏の三好のように、チャンピオンシップからドイツのブンデスリーガなどに移籍するケースも十分に考えられるだろう。

 彼らの活躍は、今後、イングランドでプレーする日本人選手の人数にも大きな影響を与えるはず。そういう意味でも、今シーズンはチャンピオンシップでプレーする日本人選手のプレーにも注目したい。

著者プロフィール

  • 中山 淳

    中山 淳 (なかやま・あつし)

    1970年生まれ、山梨県出身。月刊「ワールドサッカーグラフィック」誌編集部勤務、同誌編集長を経て独立。スポーツ関連の出版物やデジタルコンテンツの企画制作を行なうほか、サッカーおよびスポーツメディアに執筆。サッカー中継の解説、サッカー関連番組にも出演する。近著『Jリーグを使ってみませんか? 地域に笑顔を増やす驚きの活動例』(ベースボール・マガジン社)

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