「ジャーナリストの人たちは、あまりにも知らない人が多い」鎌田大地が「有象無象」の移籍報道を笑い飛ばす (2ページ目)
【今季限りでの退団は決定済】
2021-22シーズンは、フランクフルトがヨーロッパリーグで優勝。決勝で得点するなどワールドカップを控えた2022年夏にも移籍の噂は絶えなかったが、この時は封印。「去年は調子を崩したので、考えないように」と話した。この時すでに2022-23シーズンをフランクフルトでのラストシーズンとすることを決めていた。
ワールドカップ前にはドルトムント移籍が濃厚とされ、ドルトムントのセバスチャン・ケールSD(スポーツディレクター)が第2ドイツテレビ『ZDF』の番組内で関心を公言したりと、外堀が埋められていくようにドルトムント移籍を望んでいるかのような時期もあった。
だが、当初から本人の関心はドイツの外にあったようで、「みなさんが思っているよりも、もっと大きなところと話しているんですよ」と噂を一蹴した。
だが、ワールドカップを機につい最近まで調子を落とした。ボランチ起用が増えて物理的にゴールから離れたこともあるが、それでもパッとしないプレーが続いた。「今季限りで退団は決まっているけど、最後までちゃんとやると監督とは話している。人としてそれは貫きたい」と気持ちを立て直した。
ここにきて、調子は復調している。ドイツカップ準決勝のあと、ホッフェンハイム戦を挟み、マインツ戦、シャルケ戦と5月は3ゴール。リーグ9得点としている。
浮き沈みあるなかも、ドイツメディアは常に鎌田移籍話を報じ続けた。「ピッチ外で注目され続ける感覚はどのようなものか?」と尋ねた。むずがゆいような感覚があるのではないか、と思うのだ。
「日本の小さいクラブからヨーロッパに出てきて、有名な強化部長や監督から『ほしい』って言ってもらったり興味を持ってもらうってのは、選手としてひとつうれしい部分ではあります。だけど、僕がこのフランクフルトでこの4年間やってきたことは、客観的に見てもいい仕事ができたと思うし、いい結果も残せたので、まあ妥当かなとは思います」
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