バルサの獲得候補...レヴァンドフスキ、ロナウドなど大物の名前が挙がるが、内実は? (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by AFP/AFLO

 サイドバックや中盤の選手は、基本的に下部組織ラ・マシアから引き上げるべきだろう。場当たり的に外国人選手に大金を叩いてきた結果が、今の危機につながっている。ラ・マシアの選手の登用に立ち帰るべきだ。たとえば、左サイドバックのバックアッパー探しに血眼になっているが(現在、左右のサイドバックとしてチェルシーのマルコス・アロンソ、セサル・アスピリクエタとの契約が秒読みと言われる)、プレミアリーグで有数のサイドバックに成長したラ・マシア出身のマルク・ククレジャ(ブライトン)がいたら、苦労はしなかった。

「バルサはラ・マシアだ」

 バルサの中興の祖でアイコンとも言えるヨハン・クライフの言葉を、クラブ上層部は肝に銘じるべきだ。

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