久保建英の来季はどうなる? レアル復帰、売却、レンタル続行の可能性......"尻すぼみ"に終わったシーズンをどう評価するか (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 総合すると、現状では再びレンタルになる可能性は高い。「久保を売却して補強費を稼ぐ」という情報もあるが、ポテンシャルの高さは変わらず見えるし、売り時ではないだろう。たとえプレシーズンだけでもレアル・マドリードに帯同できるかどうかも注目される。

 久保と同じスタートだったブラジル代表ロドリゴは、マドリードに残る道を選択した。1年目はチャンピオンズリーグ(CL)で4得点も、リーガでは限定的出場にとどまり、むしろ久保の後塵を拝していた。2年目はさらに出場時間を減らし、苦境にあった。しかし3年目の今シーズンは飛躍的に出場時間を増やし、CL決勝進出の立役者となって準レギュラー、切り札の位置を確保した。来季はさらなる飛躍が期待されている。

 この1年で差をつけられた久保はワールドカップシーズン、真価が問われることになる。

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