クラシコを前にバルセロナが上り調子。巧みなポジショニングからのスルーパスが冴える (2ページ目)
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フェラン・トーレスがダイアゴナルラン。デンベレからのスルーパスを受ける
フェラン・トーレスの、逆サイドで幅を取りながら斜めに進入して裏を取るという、ウイングのお手本のような動き出しだった。
大外のフェラン・トーレスが斜め前に走り出し、デンベレからのスルーパスを受けてゴールこの記事に関連する写真を見る デンベレがパスを受けたとき、オサスナのイケル・ベニートはジョルディ・アルバを見て、右サイドバックのナチョ・ビダルは中に絞ってガビを見ていた。そのため、サイドに開いたフェラン・トーレスは数的優位でフリーとなっていた。
そこでデンベレがドリブルで前に進んだ瞬間に、フェラン・トーレスはダイアゴナルに中へ走り出した。この時、ビダルはベニートにフェラン・トーレスへの対応を指示するが、ベニートの対応は遅れて中途半端になった。
ビダルの背中側を取ったフェラン・トーレスがそのまま斜めに入っていくと、デンベレはビダルとダビド・ガルシアの間を抜く絶妙なスルーパスを通した。
このパスで完全に抜け出したトーレスは、冷静にGKの股間を抜いて2点目を決めた。
今週末にレアル・マドリードとのクラシコを迎えるバルセロナ。前回はホームで1-2と敗れたが、今節は絶好調のデンベレら前線のタレントを中心に、かつてのスタイルや攻撃力を取り戻してきている。
一方のレアル・マドリードも、チャンピオンズリーグではパリ・サンジェルマンを劇的な逆転で破り、リーグではマジョルカに3-0で勝って4連勝。エースのカリム・ベンゼマを中心に、こちらも好調だ。
バルセロナはサンティアゴ・ベルナベウで、前回の雪辱を晴らすことができるのか注目である。
◆【動画】ラ・リーガ バルセロナvsオサスナ ハイライト
(バルセロナの2点目のシーンは1分27秒~2分6秒)
◆【図】バルセロナほか、2021-22シーズン欧州トップ10クラブフォーメーション
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