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「崩しの教科書」マンチェスター・シティ。ゴールへのカギ、ポケット攻略のお手本を見せた

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question 
ベルナルド・シウバからパスを受けたジンチェンコは、次にどう展開して崩したか?

 2022年に入って、2月15日時点でいまだ負けなしと絶好調のマンチェスター・シティは、プレミアリーグ第25節のノリッジ戦もアウェーで4-0と圧勝。勝ち点を63に伸ばし、2位以下につけ入る隙を見せず、首位を独走している。

 シティは前半31分に、ラヒーム・スターリングが右足でファーサイドネットへ巻いた見事なゴールで先制すると、後半には3点を追加。スターリングはハットトリックを達成し、得点ランキングも3位に浮上した。

 今回は見事な崩しから、フィル・フォーデンが決めた2点目のシーンに注目したい。

 後半3分、右サイドからベルナルド・シウバが中へ持ち出し、左サイドのオレクサンドル・ジンチェンコへパスをつないだ。

サイドチェンジのパスを受けたジンチェンコは、次にどこへ展開したかサイドチェンジのパスを受けたジンチェンコは、次にどこへ展開したかこの記事に関連する写真を見る 全体が左へとスライドしていくなかで、左タッチライン際にはスターリングが開き、相手DFとMFのライン間には、イルカイ・ギュンドアンがポジションを取っている。

 この状況のなか、ジンチェンコはボールを受けてからどのように展開して、ノリッジの守備を崩しただろうか、というのがQuestionだ。

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◆【図】2021-22シーズン中間地点 欧州トップ10クラブフォーメーション

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