冨安健洋が魅せたプレミアリーグ初アシスト。浮き球パス同様にボールを受ける動き方が見事

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
冨安健洋は前の状況を見たあとどう動いたか?

 プレミアリーグ第13節、アーセナルがホームでニューカッスルと対戦し、2-0で完勝を収めた。前節、リバプール相手に0-4の大敗を喫し、開幕3連敗後から続いていた無敗記録が途絶えたアーセナルだが、次節で見事に立て直し。

 ミッドウィークに行なわれた直近の第14節は、2-3でマンチェスター・ユナイテッドに競り負けたが、現在5位につけて上位をうかがっている。

 ニューカッスル戦、前半にビッグチャンスを逃したアーセナルだったが、後半11分にブカヨ・サカが先制すると、後半21分に冨安健洋の絶妙な浮き球のパスをガブリエル・マルティネッリが鮮やかなボレーシュートで決めて2-0とした。

 今回は、冨安がアーセナル加入後初のアシストを記録した2点目のシーンをピックアップする。

前線の状況を見た冨安は、次のプレーでどう動いたか前線の状況を見た冨安は、次のプレーでどう動いたかこの記事に関連する写真を見る ベン・ホワイトが自陣からボールを持ち出した場面で、前線右サイドにマルティネッリが張って幅を取り、マルティン・ウーデゴールがハーフスペースにポジションを取った。アーセナルの前線に対して、ニューカッスルが敷いた守備陣形を見た冨安は、ホワイトからのパスを引き出すように動き出した。

 次の瞬間に冨安がどのように動いたか、というのがQuestionである。

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