プレミアリーグ首位のチェルシーはサッカーIQも冴え渡る。フリーのDFが選択したプレーとは

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question 
フリーでボールを受けたチャロバーは、このあとどんなプレーをしたか?

 今季のチェルシーはプレミアリーグ第12節終了時点で、勝ち点29で単独首位に立ち、得点30失点4と攻守に圧倒的なクオリティを見せつけている。

 10月20日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のマルメ戦で、エースのロメル・ルカクが足首の負傷で離脱。

 しかし、リーグ第9節ノーウィッチ戦で7-0、第10節ニューカッスル戦でも3-0と攻撃力はまったく衰えることがなく、チームの完成度の高さがうかがえる。

 そして前節のレスター戦でもアウェーながら3-0で勝利。今季なかなか調子の上がらないチームが相手とはいえ、セットプレー、流れのなかからなど、どこからでも点がとれるチェルシーの好調さを象徴するような内容で圧勝した。

 今回は、そのレスター戦の3点目の起点となったプレーをピックアップする。

右サイドのDFラインでフリーでボールをうけたチャロバー。このあとどんなプレーを見せただろうか右サイドのDFラインでフリーでボールをうけたチャロバー。このあとどんなプレーを見せただろうかこの記事に関連する写真を見る  後半26分、チェルシーのジョルジーニョがレスターのプレッシングを回避し、右サイドのトレボ・チャロバーへ展開。

 フリーの状態でボールを受けたチャロバーは、このあとどうしただろうか、というのがQuestionだ。

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◆【図】チェルシーほか、2021-22 欧州トップ10クラブ フォーメーション

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