2021.08.24

原口元気、浅野拓磨、伊藤洋輝が新加入。ブンデス日本人選手8人の今季は?

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko
  • photo by AFP/AFLO

 ドイツ・ブンデスリーガ2021-22シーズンは第2節が終わった。まだ市場が閉じておらず、この先減ることも増えることもあるだろうが、今季は8人の日本人選手が1部でプレーしている。それぞれの現状をチェックしたい(順番は第2節終了時点で上位のチームから)。

浅野拓磨(ボーフム)

 2シーズンぶりのドイツ復帰となる浅野。2016年からシュツットガルトで2シーズン、ハノーファーで1シーズンプレーしたが、ハノーファーが買い取りオプションを行使せず、アーセナルとの契約も終了したため、2019-20シーズンからセルビアの名門パルチザン・ベオグラードと3年契約を結んだ。2020-21シーズンは16得点を決め、一時は得点ランク2位にまで浮上したが、給料未払いが発生し、浅野側から契約を解除した。

 今夏、無事にドイツ1部に戻ってきた浅野は、背番号10を背負い右サイドでプレーする。今季の目標は10ゴール以上と公言。「まずはケガをしないこと」と現状を冷静に見ている。開幕戦で先発したがチームは敗れ、ベンチを温めた第2節は勝利。序盤戦は少々苦しい時間を過ごすことになるかもしれない。だが、ここまで辛酸を舐めてきた浅野が折れることはないはずだ。

この記事に関連する写真を見る 遠藤航・伊藤洋輝(シュツットガルト)

 昨季のツヴァイカンプフ・マイスター(1対1の王者)であり、開幕前から期待値が抜群に高かったのが遠藤だ。東京五輪開幕前から「ビルト」紙は、「仮に日本が決勝(8月7日)に進んでも、遠藤は開幕戦(8月14日)で最低でもベンチには入るだろう」と予測。その後、チームキャプテンにも任命された。

 ゲーム時にキャプテンマークを巻くゲームキャプテンではなく、ピッチ外での話し合いなどで、チームをまとめる役割があるチームキャプテンになったのは、日本人では酒井高徳以来2人目。ドイツ語力を懸念する声もあったが、それよりも信頼が優った。スヴェン・ミスリンタットSD(スポーツディレクター)も「疑いのない信頼を置く」と絶賛する。開幕戦ではさっそくゴールも決めた。中盤と守備陣との連係、関係構築は遠藤の肩にかかっている。