ジダン、ラウル、フィーゴ、ロベカル...。銀河系軍団、20年後のそれぞれ (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 同じく現在フリーとなっているグティも、2013年から2017年にかけてレアル・マドリードの育成年代の指導で経験を積んだ。2018年にベシクタシュ(トルコ)のアシスタントコーチを務め、2019年にはアルメリア(スペイン2部)の監督に就任。昨年6月に退任となるまで、トップチームの監督を経験した。

 その他、当時の銀河系軍団のメンバーでは、エステバン・カンビアッソが2018年ロシアW杯に出場したコロンビア代表ホセ・ペケルマン監督のアシスタントとして活躍。ミチェル・サルガドは現在パフォスFC(キプロス)のスポーツ・ダイレクターを務めており、イバン・エルゲラは去年11月にラス・ロサス(スペイン3部)の監督を解任されてからはフリーの状態。そして、レアル・マドリードでは1シーズンのプレーに終わった元イングランド代表FWのマイケル・オーウェンは、母国イングランドで馬主として活躍する傍ら、コメンテーターとしても人気を博している。

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 果たして、ラウルはジダンの後任としてレアル・マドリードの新監督としてバトンを受けるのか。仮にそうなれば、ジダン同様、レアル・マドリード・カスティージャ監督からトップチームの監督に昇格した銀河系OBとして、注目の的となることは間違いない。

レアル「銀河系軍団」の光と影。禁断の移籍からベッカム獲得まで

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