2021.01.11

久保建英は入り込めなかった。エースを生かすビジャレアルの阿吽の呼吸

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
モイ・ゴメスはジェラール・モレノのために、どんな囮の動きをしたか?

 今季、ウナイ・エメリ新監督体制でシーズンに臨んだビジャレアル。第17節を終えて7勝8分2敗と勝ち切れない試合が多いものの勝ち点29で5位と好順位につけている。

 久保建英の加入で日本でも高い注目を集めたが、出場機会に恵まれず、結局、今冬のヘタフェ移籍が決定した。

 質の高い選手を多く擁するビジャレアルのなかで、久保はレギュラーポジションを獲得できなかった。そんなチームの攻撃を牽引するのは、スペイン代表にも名を連ねるFWのジェラール・モレノである。

 今季はとくに絶対的な存在感を示しているジェラール・モレノは、第17節終了時点で9得点を決め、得点ランキングでルイス・スアレス(アトレティコ・マドリード)、リオネル・メッシ(バルセロナ)、イアゴ・アスパス(セルタ)と並んで1位。数字を見ても、代えの利かないエースストライカーであることを証明している。

 そのジェラール・モレノの高いクオリティを、チームとして生かすのは必然である。そんなシーンが生まれたのが第17節レバンテ戦だ。

右サイドでチュクウェゼがカットイン。このあとモイ・ゴメスはどこへ動いたか右サイドでチュクウェゼがカットイン。このあとモイ・ゴメスはどこへ動いたか  後半9分、カウンターの場面で右サイドからサムエル・チュクウェゼがカットイン。中央でジェラール・モレノが待ち、2列目からモイ・ゴメスが走り込んだ。このあとモイ・ゴメスはジェラール・モレノを生かすために、どんな囮の動きをしただろうか。