歴代スーパースターがズラリ!ワールドサッカー「天才ランキング」 (3ページ目)

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第1位:ディエゴ・マラドーナ(30ポイント)

「『マラドーナか、メッシか?』という問いがあるが、マラドーナを生で見たことがある者なら、誰もがマラドーナを選ぶはず。ボールテクニックだけならメッシのほうが上だろうが、そのテクニックをどのように使うかを知り尽くしているのが、マラドーナだった。遠くのスペースが見えるのは当然。90分の流れを読みながらプレーできるところが『神』と称される理由だ。

 1990年イタリアW杯のブラジル戦。満身創痍のマラドーナは"死んだふり"を続け、そして残り時間10分を切った時にドリブルを発動。ブラジルDF全員を引き付けてから、スペースに走り込んだクラウディオ・カニーヒアにパスを通して1点を奪った」(サッカージャーナリスト・後藤健生氏)

「誰にも真似できないプレーをすることが天才プレーヤーの条件だとすれば、マラドーナこそが唯一無二の天才だ。そのテクニックとサッカーセンスは。"神"そのもので、今後も同レベルの選手は出現しないだろう。

 そもそも15歳にしてプロのトップチームの中心選手になったこと自体が前代未聞の話だ。同胞の天才メッシでさえも、遠く及ばないレベルと言える。

 あまたの伝説は今も多くの人に語り継がれ、彼を崇める『マラドーナ教』の信者は世界で10万人以上とも言われている。ファンを信者に変えてしまうような選手は、当たり前だが他にはいない」(サッカージャーナリスト・中山淳氏)

「世界の天才と言えば、マラドーナは外せない。メッシもすごいけど、運動量に物足りなさを感じる。マラドーナは、若い時からよく動いていたからね。

 あと、自分の世代的に言えば、(ロベルト・)バッジョ。若い時もそうだけど、ベテランになってからも相当ヤバかった。もうひとりは、(ジネディーヌ・)ジダン。何度も対戦しているけど、『こいつには敵わないな』と思った」(サッカー解説者・名波浩氏)

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