香川真司、10年前のドルトムント移籍。周囲の見る目が変わった瞬間 (3ページ目)
「香川選手がどんな選手かなんて、当時は誰も知らなかったけれど、最初の練習の最初のボール回しで、周りの選手たちの見る目が変わったんですよ。練習前にみんなでボールを蹴っているときに、『こいつは違うな』となった」
香川がチームメイトのハートを掴み、仲間に入ることができたのは、ピッチ内でのレベルの高さがあれば十分だった。当然ながら、必要なのはまずプレーヤーとしての能力なのだ。
当時の映像を見返すと、生き生きとゴール前で躍動し、屈託のない表情を見せる香川がいる。怖いもの知らずでただ前を向くその姿に、新時代の到来を感じたものだった。
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