本田圭佑の「心踊るプレー」を待つボタフォゴ。大物加入で好転なるか (3ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳 translation by Tonegawa Akiko

 ほとんどのチームはここまで2試合をこなしたが、ニュースになっているのがフラメンゴの不調だ。昨シーズンはブラジル全国選手権、コパ・リベルタドーレスでともに優勝。クラブワールドカップにも出場し、リバプールに敗れたものの準優勝を果たしている。そのフラメンゴが開幕からいきなり2連敗。しかも相手は強豪でもないチームだった。現在20チーム中でなんと最下位。いくらまだスタートしたばかりとはいえ、これはありえない順位だ。

 コロナへの対応を巡り、リオデジャネイロのサッカーは混乱している。その混乱が影響しているのか、リオのビッグ4(フラメンゴ、フルミネンセ、ボタフォゴ、ヴァスコ・ダ・ガマ)の中で、ここまでで勝利を挙げているのはヴァスコ・ダ・ガマだけである。

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