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南野拓実が明かした自身の課題。
リバプールで求めているプレーとは (3ページ目)

  • 田嶋コウスケ●取材・文 text by Tajima Kosuke
  • photo by AFLO


 無論、2位のチームとしては最多だ。リバプールの選手たちの悔しさが相当なものだったのは容易に想像がつく。

 南野はチームの優勝に喜びを示していたが、国内制覇を待ちわびていた既存戦力たちと温度差があるのは仕方がない。また、本人としても、まだリバプールで大きな貢献はできていないとの思いがある。クラブを通じて、南野は次のように話した。

「自分は半年だけしかプレーしていないので、実感はあまりない。まだここで何も示していないので、いずれ自分がチームに貢献し、優勝をまた味わえればいいかなと思う」

 そんな南野に以前、「リバプールの強さの秘密はどこにあるのか」と尋ねたことがある。南野の目に、リバプールはどのように映っているのか。日本代表MFは、次のように答えた。

「(点を)獲れるところでしっかり取れているし、あとは後ろ(守備)が堅いですね。何気ない試合でもゼロで抑えて勝つ。本当に、スタメンで出ている選手はオートマチックに自分のポジショニングとか、プレッシングのタイミングなどが身体に馴染んでいるというか。

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