久保、乾もPCR検査を受けて練習へ。リーガ、再開へのプロセスを発表 (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 乾貴士が所属するエイバルは、本拠地のイプルアスタジアムか、トレーニング施設契約をしている郊外のアチャバルペの練習施設を殺菌、消毒して使用することになるという。7日にPCR検査後、週明けの練習再開が予定されている。

 バルセロナ、レアル・マドリードも、週末から週明けにかけてPCR検査と練習施設の殺菌消毒を行ない、再始動することになるという。他の1部のクラブも、2~3日の違いで、ほぼ同じプロセスを踏む予定。柴崎岳のデポルティーボ・ラ・コルーニャ、香川真司のサラゴサ、岡崎慎司のウエスカといった2部のクラブも日程を出している。

 フェーズ1をクリアしたら、5月中旬にフェーズ2に入る。指導者はマスクを着用し、少人数での練習ができるようになる。その後の詳しい内容はあらためて発表されるが、フェーズ3で用具係に道具を準備してもらって集団練習に入り、フェーズ4ではマッサージも可能になるなど、ようやく全体練習に入ることができるだろう。

 その後、保健省から許可が出た段階で、リーガ再開へ舵を切る。順調にいけば6月中旬になるという。もちろんその間も、PCR検査と密集を避ける努力は徹底される。

「リーガの再開は、"スペインの社会が日常に戻りつつある"というサインになるだろう。健康が第一だが、そのためにプロトコル(手順)を用意した。6月に再開し、今夏中に2019-20シーズンを終える予定だ。再開は勝利になるだろう!」

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