練習再開のブンデスリーガ。大迫、遠藤らの契約・去就に明暗くっきり (2ページ目)

  • 鈴木達朗●文 text by Suzuki Tatsuro
  • photo by Getty Images

 もっとも明るい話題となったのは、遠藤航のシュツットガルトへの完全移籍だろう。4月28日には、自身からもSNSを通じて発表している。

 今シーズン序盤は出場機会に恵まれなかったが、クラブ内で大きな発言力がある元ドイツ代表マリオ・ゴメスが「(遠藤は)チームのベストプレーヤーのひとり」と評価し、推薦したことでチャンスを掴んだ。アンカー、ダブルボランチの一角、サイドバックやセンターバックでも起用され、欠かせない選手として評価を上げていた。

 チームは、4月から6月まで選手の給料の30%にあたる300万ユーロ(約3億6000万円)カットに同意し、クラブスタッフの給与にあてがわれている。そのなかで、遠藤の170万ユーロ(約2億円)の買取オプションの行使に至ったということは、クラブ側も来季以降の活躍を確信していると読み取れる。そして、現在ブンデスリーガ2部で2位のシュトゥットガルトは、昇格すればカットされた給与の20%が各選手に支払われるそうだ。

 フランクフルトの鎌田大地と長谷部誠も、比較的ドイツメディアに名前が取り上げられた選手だ。

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