2020.05.05

久保建英ら日本は人材が豊富。
東京五輪で注目のサイドアタッカーたち

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

東京五輪世代
ポジション別スター候補(5)
サイドアタッカー

 サイドアタッカーの定義は、ますます難しくなっている。

 昔はウィングと簡潔に呼ばれたポジションだろう。タッチラインまでピッチを広く使い、鋭いステップでドリブルを行ない、精度抜群のクロスで得点を演出する。脇役的な立場だった。

 しかし、今の仕事はそれにとどまらない。ウィングの名残のある選手、ゴールゲッターに近い選手、プレーメイカーの色合いの濃い選手。そのタイプは多岐にわたっており、境界線もあいまいだ。

来季の所属チームにも注目が集まる久保建英(マジョルカ) たとえばバルセロナのリオネル・メッシは、左サイドから中盤、そしてトップと変幻自在に動き、ゲームを作りながら、徹底的にダメージも与える。ひとりで何役もこなす。サイドアタッカーというより、「メッシ」というポジションにも捉えられる。

 リバプール、マンチェスター・シティ、チェルシー、レアル・マドリード、バルセロナ、ドルトムントなど、チャンピオンズリーグ16強のクラブの多くは3トップを用い、サイドアタッカーが攻撃の担い手になっている。リバプールはサディオ・マネ、モハメド・サラーの2人が得点源。ライプツィヒのティモ・ヴェルナー、バイエルンのセルジュ・ニャブリは、よりストライカー的か。