岡崎慎司が語るモチベーションの源。「欧州でやり残したことがある」 (4ページ目)

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 ブンデスリーガでストライカーとして結果を残し、プレミアリーグではレスターのFWとしてリーグ優勝という世紀の番狂わせにも貢献した。そして次なる移籍先がスペイン2部となると、複雑な思いを抱くのは当然だ。しかし今はかつての栄光からくるプライドを払しょくし、強いハングリー精神が芽生えているという。その原動力の一つになっているのが、日本人選手としていまだ誰も達成していない目標だ。

「その都度目標があるのですが、今はスペイン1部でプレーするのが目標です。そしてその先にはワールドカップへの出場という目標もあります。さらに何よりイタリアでプレーして4カ国のトップリーグでゴールを決めたいという目標があります。まだやり残していることがこのヨーロッパにあるので、今はそれが自分のモチベーションですね。確かに年齢的な問題もあって、先が見えているというのも正直な気持ちですが、だからこそ後悔せずにやりたいという気持ちが強いですね」

 33歳という年齢はサッカー選手としてはベテランだ。この先何年できるか、先のキャリアを考えるのは自然だろう。しかし岡崎のモチベーションは衰えないどころか、さらに上昇している。スペインリーグは残り11試合。チームに完全にフィットした今の岡崎であれば、自らのゴールによって1部昇格を手繰り寄せることも可能なはずだ。清水エスパルスで8番手のFWからプロキャリアをスタートさせ、ここまで這い上がってきた岡崎であれば、不可能ではない目標だろう。

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