東京五輪で注目のストライカー。南米の両雄はフル代表でもゴール量産 (5ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

 もうひとりは、スウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク(20歳、レアル・ソシエダ)。左右両足、頭とどこからでも得点が取れる。ズラタン・イブラヒモビッチ二世という声もあるが、パトリック・クライファートのほうが近いか。ドルトムントでは分厚い選手層に阻まれて燻っていたが、今シーズンは期限付き移籍したソシエダで才能を開花させた。前半戦はサブ要員だったが、その間も腐らず、基礎的なシュート練習を繰り返す姿が印象的で、覚醒しつつある。

 五輪では、国際的に無名な選手でも、得点を重ねて一気にブレイクする可能性がある。たとえば日本U-23代表の上田綺世(21歳、鹿島アントラーズ)は、センスだけを見れば並外れている。大会を触媒に、大化けする可能性もある。

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