2020.04.07

レアル「銀河系軍団」の光と影。
禁断の移籍からベッカム獲得まで

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Mutsu Kawamori/MUTSUFOTOGRAFIA

レアル・マドリード王者の品格6

 現在のレアル・マドリードは、世界選抜のような陣容である。

 スペイン代表のセルヒオ・ラモス、イスコ、ダニエル・カルバハル、ナチョ、ルーカス・バスケス、マルコ・アセンシオ。ブラジル代表のマルセロ、カゼミーロ、エデル・ミリトン、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ・ゴエス。フランス代表のカリム・ベンゼマ、ラファエル・ヴァラン、フェルランド・メンディ。クロアチア代表のルカ・モドリッチ、ドイツ代表のトニ・クロース、ウェールズ代表のガレス・ベイル、コロンビア代表のハメス・ロドリゲス、ベルギー代表のエデン・アザール、ウルグアイ代表のフェデリコ・バルベルデ、セルビア代表のルカ・ヨビッチ......。

2001年、ユベントスからレアル・マドリードに移籍したジネディーヌ・ジダン まさに多国籍軍。バベルの塔が崩れるように、チームの結束が乱れても不思議ではないが、そうはならない。マドリディスモ(マドリード主義)の理念に照らし合わせ、ふさわしい選手は活躍を遂げ、ふさわしくない選手が"排除"されることで、均衡は保たれる。アルフレッド・ディ・ステファノ以来の歴史が根本にあるのだ。