バルサとロナウジーニョの眩しい記憶。置き土産はメッシだった (5ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • 中島大介●写真 photo by Nakashima Daisuke

 2シーズン、バルサは再びレアル・マドリードの後塵を拝した。2008年に監督に就任したジョゼップ・グアルディオラが真っ先に断行したのが、別人のようになっていたロナウジーニョの"解雇"だった。

 その後、ロナウジーニョはミランに移籍するが、一時の輝きは失い、下降線を辿っている。2011年にブラジルに戻り、2013年にアトレティコ・ミネイロでリベルタドーレス杯優勝、クラブワールドカップに出場し、ゴールも決めた。しかしその後はチームを転々とし、2018年に現役引退を表明している。

 ロナウジーニョとは何者だったのか?

「僕が目指したのは自由なプレー。それはメッシによって、バルサで生き続ける」

 ロナウジーニョは言う。彼は年少のメッシをかわいがっていた。自分の座を脅かす後輩に、気前良くすべてを与えた。

 自由人の置き土産は、眩しい記憶とメッシだ。
(つづく)

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