南野拓実はミスを犯したGKのもとへ。仲間への気遣いに心が洗われた (3ページ目)
A・マドリードの守備のほころびを見つけようと、日本代表アタッカーは幅広く動いた。最前線にとどまることもあれば、中盤まで戻ってパスも受けた。さらには右サイドにプレー位置を移し、投入から4分後にはファン・ダイクの頭に合わせるクロスボールも入れた。
だが、リバプールの反撃は実らず、逆にカウンターから追加点を許し、2−3で試合終了のホイッスルを聞いた。最後まで粘り強く戦った選手たちに対し、アンフィールドのスタンドからは健闘を称える拍手が起きた。
試合終了からしばらく経ったタイミングで取材エリアに姿を見せた南野は、落ち着いた様子で延長までもつれた激戦を振り返った。
「優勝を目指していたチームですし、クオリティもあるチームだと思うので、すごく残念です。今日の試合もうまく戦っていたと思う。2−0までのゲームプランはすばらしかったと思う。
選手ひとりのミスではないですが、チーム全体としてミスが大きく試合を分けてしまうんだなと。そういうことを思い知らされたゲームでした。
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