本田圭佑のデビュー戦決定。ボタフォゴと監督は「最高の形」を準備中 (2ページ目)

  • リカルド・セティオン●文 text by Ricardo Setyon
  • 利根川晶子●翻訳translation by Tonegawa Akiko

 今週3月3日の火曜日の夜、本田の名前はついにブラジルサッカー連盟のシステムに登録された。労働ビザがおり、ボタフォゴとの契約もつつがなく終わり、リオデジャネイロサッカー協会にも登録がされたからだ。

 こうしてブラジル到着から1カ月で、本田はついにデビューの時を迎える。アウトゥオリ監督はホームの何万というボタフォゴサポーターの前で、そして重要な一戦で、最高の形で本田をデビューさせようとしている。ニルトン・サントスは4万5000人収容のスタジアムだが、本田の顔見世だけでも1万3000人の観客が入った、平日の夜の試合ではあるが、少なくとも3万人のボタフォゴサポーターが詰めかけるだろうとチームは予想している。

 キックオフから本田がプレーするかどうかはまだわからない。ただ途中交代でデビューするのも決して悪くはないだろう。交代選手として、スタジアムのビッグスクリーンに本田の名前が浮かびあがった時、スタンドを埋め尽くすサポーターはどれほど狂喜するか。今からその瞬間が楽しみだ。

 一方、本田との正式契約を受けて、ボタフォゴの公式チャンネル『ボタフォゴTV』は新たな本田の動画をアップした。そこで本田は、自身の言葉で今の思いを語ったが、特に最後の部分では、サポーターへ直接メッセージを送っている。

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